平成9年12月議会一般質問

1997年12月01日

平成9年12月定例会

◆9番(加藤仁司君) 通告に基づきまして、順次質問いたします。
近年のモータリゼーションの発達により、今や自家用車は一家に一台の時代から、成人に一台とも言われるように、まさに狭い日本に車があふれております。休日ともなりますと、本市周辺でいえば箱根や伊豆方面へ向かう行楽客によって、西湘バイパスや小田原厚木道路の風祭インターや石橋インターは数キロにわたる渋滞もまれではありません。また、市内に目を向けると、高速道路や自動車有料道路出口付近での渋滞はないものの、小田原駅周辺の車の混雑は日曜日ともなりますとまさに慢性的状況となっております。このことは、ただ単に車が多いからではなく、そこには駐車場の整備状況、駐車場への進入経路、道路状況などさまざまな要因が考えられますが、少なくとも初めて小田原駅や小田原城を訪れる観光客にとっては、誠に不便な思いをさせていると推察いたします。
そこで、平成8年度に策定した「小田原市駐車場整備計画」に基づいて本年12月1日より供用開始となりました栄町駐車場も、以前の 300台より 460台と大幅に利用台数を増加し、RV車をはじめとする大型車への対応も最新の誘導装置とともに整備されました。今後、市内外から訪れる観光客や市民の多くから利用され、それが観光行政並びに商業活性化への一助になることを望むものであります。しかしながら、今後予定されている小田原駅東西自由連絡通路をはじめとする事業展開によっては、現在供用されている駐車場が一部使用となったり、計画に基づいて原状回復を余儀なくされる場所等もあり、その都度、駐車場が移動したり閉鎖することによる混乱は避けがたい状況でもあります。そこで、市内を訪れる観光客への本市の対応として、(1)駐車場について、(2)観光案内について何点か質問いたします。
周知のとおり、平成5年3月の「史跡小田原城跡整備基本構想」に基づき復原されました銅門がようやく完成し、また、旧三の丸小学校の講堂が小田原城歴史見聞館として整備されたことにより、観光客の動線も、それぞれの起点は別といたしまして、天守閣、常盤木門、小田原城歴史見聞館、銅門、お休み処と、城内散策を楽しむことができるようになりました。当然、今後多くの観光客を見込んでいる本市にとりまして、小田原駅の乗降客数の増加を望むとともに、自家用車による観光客がふえることは、民間駐車場を含めて市営駐車場の利用率が増加することも考えられます。自家用車を利用する観光客にとって、目的地により近く安い駐車場を探すことは当然であります。観光客はそれぞれの市内流入経路の相違によって、小田原駅東口臨時駐車場や本町駐車場、藤棚臨時駐車場、城内臨時駐車場等を利用し、市民と同様、駐車料金を時間に応じて支払っている現況です。しかしながら、毎年開催される競輪に自家用車で訪れる入場者へは、無料駐車場を市内約20ヵ所に分散し開放しております。それぞれ詰め込み式をとっており、最終レース終了まで出られない制約があるものの、観光客には通常の駐車料を課しておきながら、競輪入場者は無料とはおかしいのではないか。確かに競輪収益は市の財源にとって重要ではありますが、観光客が市内で土産等を購買することも含めると、双方とも市にとりまして大事なお客さんであることに違いがないのではないでしょうか。このことは度々市民からも指摘されております。市長はこのような状況をどのように感じられるか、その御所見をお尋ねいたします。
続いて、前述いたしました観光客と競輪客の駐車場における格差について、今後考えられる施策としてはさまざまですが、このたびの小田原城歴史見聞館入場券には、小田原城天守閣入場券と同時徴収券を発行するように伺っております。天守閣から歴史見聞館あるいはその逆と、それぞれ移動時間を合わせても1時間以上は必ずかかるものと推察いたします。そこで、歴史見聞館と天守閣同時徴収券を購入した駐車場利用者へは、市営駐車場割引券を発行するようにしたらいかがでしょうか。御見解をお伺いいたします。
次に、現在さまざまな自動車がこの日本には存在しております。全長、幅ともに広いアメリカ車をはじめ、かなりの高さのあるキャンピングカー、改造を施した定形外車両、またマイクロバス等で本市を訪れる観光客も数多く存在すると思われますが、そのような車両は市内のどこに駐車ができるのか、また、春や夏ともなりますと、ツーリングで訪れるオートバイも多数あると思われますが、その駐車場はあるのか、さらに、近年人気のありますトライクと言われる三輪バイク、サイドカーで訪れる観光客の駐車はどこにしているのか、あわせてお尋ねいたします。
次に、観光客への駐車場の案内について伺います。小田原城あるいは小田原駅周辺を自動車で訪れる観光客にとって、目的地へ向かうルートは幾つかあります。その一つは、東名高速の大井松田インターから国道 255号を南下するパターン、これは小田原厚木道路の小田原東インター下車と同じルート、また、小田原厚木道路の荻窪インターから看板に従って進入する競輪場から藤棚へ向かうルート、箱根・伊豆から国道1号を通り、箱根口あるいは小田原駅に向かうルート、西湘バイパス小田原インターから国道1号のルートなど、さまざまなルートがあります。しかしながら、どのルートを通行したとしても、市内の駐車場の状況が一目でわかるような表示板はありません。平成7年12月議会において、同僚議員の30番中野議員の議案関連質問、同議会での私の一般質問の中でも、この案内表示板について質問をさせていただいておりますが、そのときの答弁では、栄町駐車場の完成に伴い、ある程度、車の収容能力を確保した後に駐車場案内システムを導入するとの答弁がありました。電光表示板による駐車場案内システムは確かに利用者にとってありがたい。しかしながら、本市においては各駐車場の位置を明示する電光式でない看板すら見当たらない。さきの議案関連質問でも答弁がありましたように、銅門や小田原城歴史見聞館の整備に伴い観光客の増加を見込んでいる本市にとりまして、早急に駐車場案内板は必要と考えますが、市長の御見解を伺います。
次に、小田原厚木道路より荻窪インターをおりてからのルートについて伺います。私自身、しばしば荻窪インターを利用するのですが、インター左折の表示は荻窪、右折の看板は城址公園となっております。また、右折車の視界に入る看板には、右折は小田原城、競輪場、いこいの森、辻村植物公園となっており、左折はめだかの学校となっております。当然、小田原城を目指す観光客は、荻窪インターを右折し、競輪場を経て藤棚臨時駐車場を利用するか、満車の場合は本町臨時駐車場やそれ以外の駐車場を探し回る状況になると推察されます。そこで、なぜ、荻窪インターを左折し、市道0029より県道小田原山北線、青橋を経由するルートを設定しないのか。また、そのような看板を設置しなくとも、今やカーナビゲーションや地図により最短距離として青橋を渡ってくる観光客の乗用車もあると思いますが、城内臨時駐車場へは御承知のとおり右折できません。そこで、乗用車はさきの場合と同様に駐車場を探し回る状況になってしまうのであります。小田原駅東口臨時駐車場は、現在、駅前からの入場で満車の場合、大変混雑してしまうとスクランブル交差点付近から全く膠着状態になってしまう。その解消のためにも、そして青橋からの駐車場利用者のためにも、現在の出口を出入り口にできないものか、御所見を伺います。
次に、電車で訪れた観光客に対しての案内についてお尋ねいたします。現在、観光ボランティア協会の皆様による観光客へのガイドは大変好評を得ていると伺っております。特に、旅先で親切また丁寧にそのまちの歴史、文化、また人々に出会うことは、だれでもが楽しい旅の1ページとしていつまでも心に刻まれることになるでしょう。しかしながら、ガイドの需要を考えるとき、無料駐車場に駐車するバスは大抵バスガイドがおり、その方々が案内をされる。もっと需要が高いのは、電車で訪れた観光客ではないでしょうか。小田原の歴史、文化を勉強されてボランティアとして喜ばれる仕事をしていただくためには、駅前に観光案内所を設け、そこに観光ボランティアの配置を行うべきだと思いますが、先日の16番大曽根議員及び11番高松議員への答弁では、駅前にこうした施設を設置することは大変難しいとのことです。そこで、テント等により駅前観光案内所をある程度長期的に設置して、観光ボランティアの方々に待機していただき、観光客サービスを行ったらどうかと思いますが、このことについて御見解をお尋ねいたします。
次に、中村原埋立処分場の早期埋立て完了と跡地利用について伺います。中村原埋立処分場は、当初、地元との約束事として、平成15年を埋立て満了期間と取り決め、昭和47年の埋立て開始以来、既に25年の長きにわたって埋立てを行い、来年度からも埋立て満了までにはおおむね6年を残しております。この処分場は、不燃ごみということで現在も埋立てが継続されているわけですが、近年建設された最終処分場にあっては、遮水シート等の機能を有することによって、埋立てごみからの汚水が地下水を汚染しないことが原則となっております。現在、小田原市が計画されております最終処分場については、地下水汚染対策として二重の遮水シートを敷設すると聞いている反面、この中村原埋立処分場に限っては、こうした安全対策が何一つ施されていないのが実態であります。昨今の環境問題へ重点的に取り組む本市ではありますが、そして新しい処分場の建設に対して鋭意御努力されていることも承知いたしておりますが、その建設のめどを早急に立てていただくことをお願いするとともに、今までの経緯から、早期のうちに中村原埋立処分場を閉鎖されることも地元の一人として望んでおります。
特に、この中村原埋立処分場を取り巻く諸問題として、隣接民家からも処分場の埋立作業により被害を受けているとの相談も受けており、今年度9月補正で実態把握のための調査費を計上したりもしております。このことから、中村原埋立処分場の今後の埋立作業の継続が大変気になるわけですが、先般新聞紙上に「規制適用外の素掘り処分場」「全国 503ヵ所が稼働中」との見出しで掲載された記事には、今の基準を満たさない一般廃棄物処理場の実態調査として、神奈川県下には9ヵ所あるとなっておりましたが、この中には小田原市も含まれていると思っております。市長におかれましても、近年のこうした廃棄物処理施設の建設の難しさ、存続の難しさを肌身で感じておられるものと御推察いたしますが、この中村原埋立処分場の将来展望として、埋立て処分の完了時期をいつごろまでと考えられているのかお伺いいたします。
また、先述しましたとおり、仮に埋立て処分の完了時期が早期ということで御提示いただけるとすれば、この跡地利用の時期も当然早まってこなければなりません。この跡地利用につきましては、本議会においても何度か質疑が行われておりますが、本市においては地区公園と位置づけられているわけでありますが、現在、埋立てが進捗していく中で、地元住民に対します行政側の配慮として、暫定的ではありますが、ゲートボール場やソフトボール場が設置されており、この施設を利用する皆さん方も大変喜んでいるところでございます。こうした現在の暫定施設が、地区公園構想の位置づけにそのまま含まれるか否かは、今後、行政あるいは使用する側の住民との調整になるものと思っておりますが、現在の厳しい財政面を考えるとき、果たして埋立ては完了したけれども地区公園の建設着手は別ものであるということになりはしないか、大変心配をしております。昭和47年当時、中村原埋立処分場の設置を引き受けたことに対して、お礼ともいうべき地元還元施設として、最善の道を選択していただけるようにお願いを申し上げる次第です。特に、本市にとっていまだ経験をしたことがない最終処分場の閉鎖に伴う跡地利用の対応ですので、現在進めております新処分場の確保という観点からしても、とりわけ市民の注目を集めるところでございますので、跡地利用についての市長の基本的なお考えをお示しいただきたいと存じます。
最後に、性非行と性教育について伺います。平成8年度版青少年白書によると、平成7年に性の逸脱行為で補導された女子は5481名で、これは前年比16.2%、 766名の増加となり、学識別では高校生が37.1%と最も多く、続いて無職少年の28.1%、中学生25.0%の順となっております。また、その動機では、自らの意思で売春及び淫行行為などを行った者の構成比が58.8%、そのうち、遊ぶ金欲しさが27.8%で圧倒的に多く、次いで好奇心、特定の男が好きでの順となっております。また、自らの意思ではないが誘われてが36.9%、そのうちの20.1%が好奇心からとなっております。青少年を取り巻く社会環境の悪化は本年6月議会でも同様の指摘をしてまいりましたが、相変わらず有害図書がコンビニエンスストアなど不特定の者が利用する店舗や自動販売機で売られ、また週刊誌やコミック雑誌の露骨な性表現やテレビで流されるCMに至るまで、フリーセックスの国と勘違いされるような状況を憂いている者は私一人ではないと思います。そこで、今回は性非行と性教育について何点かお尋ねいたします。
まず、援助交際という言葉に代表される少女売春について伺います。そもそも援助交際という言葉は、東京都のある特定地区で、制服を着た少女たちが、さきにも述べた自ら遊ぶ金欲しさに売春を申し出ることを発端に全国への広がりを見せたように伺っております。売春とは呼ばせずに援助交際との表現で気軽なイメージを持たせたこの言葉の罪は非常に重いのであります。また、それに輪をかけて、通称テレクラが男と彼女たちの連絡役を果たし、また近年の携帯電話やポケットベルの急速的な普及が残念ながら利用されているのも一因であります。警察によると、以前はこのような性に関する非行を少女による性の逸脱行為と呼び、その後、少女性非行と呼んでいたそうですが、最近では少女売春とあからさまな表現で呼んでいるそうです。このような少女売春を含めた最近の少女による性非行をどのように受けとめられているのか、市長の見解をお伺いいたします。
続いて、性教育について伺います。近年の子供の身体の成長は著しく、身長や体重、その他男性では精通、女性では月経の時期も、個人差はありますが早熟傾向にあると思われます。また、さきにも述べましたとおり、性関係の雑誌やメディアのはんらんにより、成長期、思春期にある子供たちが誤った性衝動や性の知識を覚えてしまうことを危惧する声も多数あると思いますが、小学校並びに中学校での性教育はどのような形で行われているのか、また、時間数や教科書選定の基準などもどのようになっているのか、あわせてお尋ねいたします。特に、平成4年度は「性教育元年」と言われ、小学校5年生から性に関する指導内容が詳しくなったと聞いております。先述した性非行と性教育との間には相関関係があるのか、否それ以外の外的要因によってもたらされるものか、果たして大きくは戦後民主主義教育の背景によるものか、21世紀を目前にして将来を担う若者の性非行が社会問題となってしまっている今日において、果たして問題解決手段を見つけられるのか、甚だ厳しい状況であることは誠に残念に思います。そこで、今後このような状況の中にあって、教育委員会としては性教育並びに学校教育全般についてどのように対応し、各学校へ指導していくのかお伺いいたしまして、第1回目の質問といたします。(拍手)

◎市長(小澤良明君) 9番加藤議員の御質問に逐次お答えをさせていただきます。
まず、城址公園周辺の駐車場についてのお尋ねがございました。御指摘のとおり、競輪開催時には、競輪専用の駐車場を無料で開放しているわけでありますが、これにつきましては、ファンサービスという目的のほかに、開催時における不法駐車等による周辺道路の混雑を少しでも解消し、付近住民の方々にも御迷惑をおかけしないように実施をしているものでございます。一方、観光客などには無料の駐車場がないわけでありますが、これにつきましては、全国的な傾向として、近年は駐車場料金を受益者負担とする考え方が主流となっておりまして、本市でも有料とさせていただいているものでございます。御理解を願いたいと思います。
次に、小田原城天守閣や小田原城歴史見聞館の入場者に駐車場の割引券などを発行できないかとの御提言でございます。これにつきましては、入場者へのサービスの向上あるいはリピーターの増加という観点からは効果があるかもしれませんが、財政的な問題等もございますので、今後の研究課題とさせていただければと考えております。
次に、キャンピングカーや定形外車両・マイクロバスなどは市内のどこに駐車できるのかとのお尋ねがございました。観光にお越しいただいたマイクロバスにつきましては、大型バスと同様に藤棚観光バス駐車場にとめさせているわけであります。また、キャンピングカーや改造した定形外車両につきましては、旅行の目的が異なることからかと思いますが、藤棚観光バス駐車場にはほとんど来ていないようであります。しかしながら、これらの車両は、現時点では駐車需要が少ない状況にございますので、観光目的で訪れる方には藤棚バス駐車場のバス利用状況を見て対応してまいりたいと考えております。なお、これらの車種は、今後増加をたどることも考えられますので、既存の駐車場の利用方法などについて検討をしてまいりたいと思います。
また、オートバイの駐車場、三輪バイク、サイドカーなどで訪れる観光客の駐車はどこにとのお尋ねがございました。御指摘のように、これらの車種の専用の駐車場はございませんが、天守閣などの利用者につきましては、藤棚観光バス駐車場の余地に置いていただいております。いずれにいたしましても、これらの駐車につきましては必要なことだというふうに思いますので、今後、御指摘もございましたので検討してまいりたいと存じます。
次に、駐車場案内板の整備についてのお尋ねがございました。現在は、御指摘のとおり、主要幹線道路から小田原城周辺へ自動車を利用されてお越しになる観光客の方への駐車場の案内はあまりないわけでございます。基本的な考え方として、小田原城などから遠い地点におきましては、まず施設そのものの案内を行い、施設に近いところでは駐車場の案内を出していきたいと考えております。したがいまして、その考え方に基づき、平成8年度には三の丸小学校東側に小田原城周辺の駐車場案内を設置するなど、順次整備を進めているところであります。なお、案内板の設置につきましては、道路管理者との協議をはじめとするさまざまな問題がございますので、短期間では難しいと思いますが、今後も施設案内、そして駐車場案内という形で案内板の設置を進めてまいりたいと考えております。
次に、小田原厚木道路の荻窪インターを利用される方についてのお尋ねがございました。これも御指摘のとおり、小田原城への観光客で荻窪インターを利用される方につきましては、現在は右折をしていただいておりますが、左折をさせた場合には、まず県道小田原山北線や県道小田原停車場線の混雑が予想されるとともに、御指摘のありました城内臨時駐車場への右折ができないことも理由の一つとなっております。しかしながら、都市計画街路事業として改良を行っております小田原早川線や小田原山北線(城山曽比線)などの進捗状況によりましては、そのルートの設定も考えられるかと思いますので、今後検討してまいりたいと考えております。
次に、東口臨時駐車場の現在の出口を出入り口にできないかとのお尋ねがございました。現在の形は、開設時に小田原警察署と協議をした結果のルートでございます。その際の警察当局の見解は、駅前に車を集中させることは好ましいことではないが、土地の形状から、駅前側を入り口とし、旭丘高校側を出口とするのはやむを得ないという御意見でございました。その後、青橋改良時には、出入り口位置の変更等について検討をいたしたわけでありますが、入り口を旭丘高校側に設ける場合、お城通り及びお堀端通りからは右折進入となりまして、入場時の車両が渋滞の発生原因となること、また、青橋方向からの進入は、道路勾配がきつい上に、道路線形上、見通しの確保が困難であり、さらに入り口の設置箇所の確保が困難であることなど、交通処理上、認められなかった経緯がございます。以上のように、現状において、より短所の少ない設定をということで、いろいろと経緯がございまして、御相談も申し上げた結果として現在の形式となっていることを御理解いただきたいと思います。なお、駅前の交通の流れの問題につきましては、供用を開始いたしました栄町駐車場の活用によりまして、駅周辺の混雑の緩和に努めてまいりたいと考えております。
次に、テント等により駅前観光案内所をある程度長期的に設置し、観光ボランティアの方々に待機していただき、観光客サービスを行ったらどうかというお尋ねがございました。現在、春・秋の行楽シーズンにそれぞれ1週間程度、テントによります駅前観光案内所を試験的に設置をいたしておりますが、その期間をできるだけ延ばすということにつきましては、可能ではなかろうかというふうに当方は考えます。そこで、問題は、小田原駅さんの方のお返事もございますので、今後、お話合いをさせていただきながら対応してまいりたいと思っております。なお、ボランティアガイドの方々の待機場所につきましては、こうした中であわせて検討してまいりたいと思います。
次に、中村原埋立処分場に関するお尋ねがございました。全国に設置されている当該中村原埋立処分場のような一般廃棄物の最終処分場にありましては、昭和52年3月に施行されました厚生省の「一般廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める命令」の中で、埋立て基準の経過措置、つまり適用除外の規定により現在も埋立て処分を継続することが可能となっていると、こんな状況にあるわけであります。近年、厚生省からは、このような処分場に対しましては、できる限り早い時期に閉鎖する旨の要請がきておりまして、本市といたしましても、環境部内で検討いたしましたが、計画処分場の建設着手ができないことや、ごみ処理経費の経済性などの面から、埋立量を減少させながらも埋立てを継続してまいったというのが実情であります。私も、近年の環境諸問題には総力を挙げて対処し、臨んでいかなければならないと思っておりまして、計画処分場やそのほかさまざまな状況等を踏まえまして、既に担当部局での検討を指示いたしておりますが、閉鎖後の対応策等を含め、早期な段階でこの問題に結論づけをしてまいりたいと思っております。
次に、中村原埋立処分場の跡地利用でございますが、この件に関しましては、この処分場を設置する際の地元の皆様方との約束事でありますことは十分認識いたしております。その意味で、9番加藤議員御指摘のとおり、暫定的な施設といたしまして、埋立てが終わった部分を順次広場に整備をいたしまして、ゲートボールやソフトボールなど地元の方々のスポーツ活動に御利用いただいているところでございます。私といたしましても、埋立処分場として長い間地元の皆様の御協力をいただいてまいりましたので、地元の皆様方が利用しやすい公園の整備をしてまいりたいと考えております。処分場の跡地利用につきましては、平成10年度(来年度)から順次荒造成を予定いたしております。橘北地区連合自治会に公園の計画づくりを御相談申し上げてまいった経緯もございますので、9番加藤議員をはじめ地元の議員の皆様方、あるいは地元の関係の皆様方の御意見もお聞きしながら、今後とも進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御指導をお願い申し上げたいと思います。
三つ目に、青少年の性の逸脱行為についてのお尋ねがございました。御指摘のとおり、テレホンクラブなどの営業が全国的に広がるにつれまして、少女が興味本位に電話をかけ、性犯罪に巻き込まれましたり、性的被害を受けるなどの事態は誠に憂慮すべき状況であると認識をいたしております。平成8年11月、神奈川県青少年保護育成条例が一部改正をされまして、テレホンクラブ等の営業、ピンクチラシの投入等に制限が設けられましたので、この条例改正をより実効性あるものにしなければならないと考えております。そこで、神奈川県と本市で協力をいたしまして、街頭キャンペーンの実施や、各地域での住民集会であるミニ集会等、青少年問題関連の健全育成諸団体の御協力も得ながら、啓発に努めているところでございます。この条例改正により、小田原市内のテレホンクラブ、ビデオ自動販売機が減少するなどの効果が上がってきております。しかし、青少年の性非行や性的被害の問題は、青少年自身の性に関する価値観の変化とあわせて、私たち大人自身の問題でもありますので、これからも関係機関と十分連携をとるとともに、地域の協力を得ながら、青少年の性非行防止に向けまして、より一層啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。9番加藤議員におかれましては、日ごろから青少年健全育成関係のボランティアとして御自身が御活躍でございまして、敬意を表するところでございますが、今後ともの御指導をよろしくお願い申し上げたいと思います。
次に、小・中学校での性教育はどのような形で行われているのか、ほか何点かにつきましては教育長からの答弁とさせていただきます。
私からの答弁は、以上をもちまして終了させていただきます

◎教育長(中村瑛君) 9番加藤議員の、小・中学校での性教育はどのような形で行われているか、ほか何点かのお尋ねにつきまして私からお答えをいたします。
初めに、小・中学校おきましては、性教育を、自己の成長を正しく理解し、自他の生命の大切さを知り、人としての生き方を学ぶことととらえております。児童・生徒の発達段階に応じて、全教育活動を通して総合的・計画的に進めるよう努めております。小学校におきましては、全学年で学級活動の時間を中心に、各学年とも年間1時間から3時間ずつ、また特に5・6年生は体育の授業として、5年生では心身の発達について5時間、6年生では病気の予防について2時間学習をいたします。そして、全学年を通し、道徳で心の部分に触れ、生活科、理科、家庭科などを含め、総合的に学習をしております。中学校におきましては、主に1・3年生の保健の授業を中心、1年生では心身の発達について10時間、3年生ではエイズを中心に2時間学習をし、小学校と同様、学級活動や道徳、また他の教科授業との関連をとりつつ進めております。男女共修が進む中ですが、保健の授業は3分の1ほどの中学校が男女別の授業で行っております。また、ほとんどの中学校が、養護教諭や産婦人科の医師を講師として「性教育講演会」を行っております。保護者にも講演会の参加を呼びかけ、家庭との連携をとりながら進めております。教科書選定につきましては、1市3町の教育委員会の代表、校長、教員の代表、教育研究会の代表等で構成されております教科用図書足柄下採択地区協議会で、すべての領域について、編集の趣旨、内容の正確性、分量、表記等、さまざまな角度から検討し、採択をしております。
次に、教育委員会として、性教育並びに学校教育全般について、どのように対応し、各学校へ指導していくのかとのお尋ねがございました。性非行の増加を防ぐためにも、また、性教育が人間としての生き方の教育であるとのとらえからも、性教育の重要性を強く認識しております。各小・中学校におきましては、児童・生徒の実態に応じて教育活動全般を通して進めておりますが、教育委員会といたしましては、心の面の指導が今後さらに重要になることから、特に学校全体としての取組方や指導内容の面においても、さらに充実をさせていきたいと考えております。また、県主催の性教育講演会や協議会等の教員の研修の機会を積極的に活用して、学校における性教育の質的向上を図っていきたいと考えております。
以上でございます。

◆9番(加藤仁司君) 一定の御答弁をいただいたわけでございますけれども、例えば今、競輪客の方は無料で観光客が有料でという質問で、私は決して競輪の方を有料にしろと言っているわけではありません。先ほど市長の方で、観光客へは受益者負担という表現をされたということは、競輪客も受益者負担、そういうような表現ができるのじゃないかと思うんです。ここは今現在の中で、この割引券の発行については財政的な面がありなかなか厳しいというお答えでございましたので、ほかに方法はないかなと私考えますと、これは議案関連質問のときにも私は質問させてもらいましたけれども、やはりこの銅門、そして歴史見聞館ができたことで、とにかく観光客を多く呼びたいということを考えますと、ちょうど来年がそれの記念の年になるということでありますので、短期間、例えば1年間は今私が質問いたしましたような割引券を出してみるとか、財政が厳しいことは承知しておりますけれども、例えば1年間やってみて状況を見るとか、そういうふうなことが短期間でも図れないのかなと、そういうような形はどうかなと思いまして、その御見解をいただきたいというのを1点目とさせていただきます。
それから、実際私はオートバイに乗る者の一人として、本当にどこの観光施設に行ってもなかなか置けないのが現状でございます。ちょっと調べていただいた中では、駐車場法によって、自動車という扱いが、結局、大型自動二輪車及び普通自動二輪車は駐車場法の中から除かれているということで、ここはあくまでも法の盲点のような形がいたしておりまして、利用者の方からしてみると、駐車場はないけれども、例えば歩道とかちょっと空いたスペースに置きますと、今度は道路交通法で駐車違反になってしまうということで、大変理不尽な思いをしていることがあるんですけれども、そういったことから、そのようなオートバイ等の駐車場については必要だと思うので検討したいという市長の御答弁、大変心強く思っております。ただ、現状で、検討するまでの間、やはりそういった観光客は来ないわけではありませんし、来ると思いますので、先ほどバス駐車場の余地を利用しているということでありますけれども、今後、この検討をしている、そしてまた実施されるまでの間は、やはりずっとそのような形でとめさせてもらってよろしいのかどうか、再度確認をしたいと思います。
それから、観光客が各駐車場に至るまでのルート、荻窪から県道小田原山北線、青橋のルートについてはいろいろ御答弁いただきまして、一定の理解はいたしますけれども、もう青橋開通から既に5年が経過しているという現状で、私自身も開通してから通ることによって、最初の開通直後と5年たった今では、またいろいろ変化があるんじゃないか。特に、この11月の半ばになりますか、ちょうどその日は日曜日で、競輪の開催日で、七五三のお客も多くて、また結婚式もあったということで、市内がそれこそパニックに近いぐらい大混雑をしているところで、私もちょっと様子を見たんですけれども、実際、報徳二宮神社周辺は全然動かないぐらい渋滞をしておりました。そういう方々とあわせて、やはり小田原厚木道路の荻窪インターをおりる方々も相当多かったということで、皆さんが先ほど言いました右折のルートで競輪場のわきを通って市内に流れてきている。そういうような状態でしたので、やはり荻窪の方におりてから回るルートが考えられないかなということで今回質問をさせてもらったんですけれども、山手橋の改修をはじめ、また歩道の整備とか、歩行者の安全もこれからは十分に図れると思いますし、いろいろ道路状況も変わってくるということの中で、土曜・日曜とか、例えば競輪場周辺は、小田原高校や相洋の学生たちが日曜日でも部活で歩かれたり、まして競輪場の方々も歩かれている、そして報徳二宮神社までの部分は歩道も整備されていない。逆にそちらに、小田原の地理というか状況を知らない観光客が行く方が今はよっぽど危ないんじゃないか、ちょっとそんな感じがいたしましたので、是非この荻窪からのルートをさらに研究していただいて、通れるような形にしていただきたいと思います。それができるようになりますと、結局、東口臨時駐車場のところは入り口にはなっておりませんので、また市内の駐車場がわからないルートになってしまいますので、今の出口にどうしても出入り口が必要になることは、もう時代の要請ではないのかなと思っておりますので、さらに研究をしていただきたい。今もろもろ質問させてもらいました中では、とにかく平成14年には城内臨時駐車場は閉鎖するということが1点と、あと東西自由通路とかで東口の臨時駐車場も縮小になってしまうかもしれない。そういうことを考えますと、とにかくそのときには、右折とか左折とか、そこには問題があるからということで、今細々とした駐車場になっておりますけれども、やはり将来を考えた中では、大きい駐車場というものを考えなければいけないんじゃないか。私は個人的には、今の三の丸地区といいますか、あそこら辺のところに大型の駐車場を設ける必要があるんじゃないかとは思うんですけれども、将来を考えたときに大規模の駐車場、これについてちょっと御見解をいただきたいと思います。
それから埋立処分場の方ですけれども、早期に完了を考えているということは大変ありがたいことです。例えば、今後の跡地利用について、地域の方々と話合いをするということですけれども、跡地の部分については初めてでありますけれども、公園について、地域との話合いというのは具体的にどういう形でとっているのか。例えば市の方から市民にアンケートとっているとか、ただ自治会にお願いしているとか、そういういろいろな方法があると思うんですけれども、今まで公園づくりをしたときにどのような方法をとっているのか御答弁をいただきたいと思います。
それから性の問題については、市長並びに教育長から御答弁いただいたんですけれども、この問題はしょっちゅう私も取り上げております。やはり昨今の社会情勢、特に大人の需要があるから子供がそうなるみたいな状況も正直あるんですけれども、今テレビや雑誌なんかを見てみますと、とにかくもう悪い状況としか言いようがない。または子供を持つ親としては、せめて学校ではもっと厳しいといいますか、自分自身を大切にする教育、これは今教育長からもお話をもらったんですけれども、特に性の部分については、確かに体の機能がどうこうとかという部分は、多少構造とかについて触れる必要はありますけれども、それ以上に、俗に言う純潔教育というような一つの表現になりますけれども、今社会の中でいろいろとテレビやメディア等で出ているものは、表現の自由ということはありますけれども、子供たちにとっては悪なんだということを先生の方から言っていただかないと、何か大きいものに巻かれてしまって、学校自体は、そういう今もろもろ出ているものについては、とにかく自分自身が戦うというと変ですけれども、自分が守らなければいけないという、そのような教育をしてもらいたいと思うんです。再度、この性教育の内容について、私はいろいろ調べてみますと、例えば副読本を使っているところも学校の中にはあるということを聞いているんですけれども、そのような使い方を小田原市の学校の中ではされている事実があるのか、そこの1点だけこの問題については伺いたいと思います。

◎助役(鶴井利親君) 9番加藤議員の再質問にお答えをいたします。
最初の駐車場の観光客に対します割引きといいますか優遇策というもので、試験的に一定期間割引きをするというような方法についていかがかということでございますけれども、この観光客に対します優遇策とかそういうものに対しましては、私ども基本的な方向性として、あるいはそういうことも必要かなと思いますけれども、一方では、技術的な問題として可能なのかどうか、そういう問題も検討していかなければならないわけでございます。一つの例といたしましては、現在市営駐車場は無人で自動改札をしているところがございます。したがいまして、今度は機械の方も直すとか、人を入れるとか、そういうような問題も生じてまいりますので、これは技術的な問題も含めまして検討させていただきたいというふうに思っております。
それから2番目のオートバイ等の駐車場の関係ですけれども、現在藤棚のバスの駐車場のところに余地のあるときに入れておりますけれども、現時点では、今お話がございましたように、この姿を継続させていただきたいと、そのように思っております。
なお、青橋の開通から5年たっているから、荻窪からの観光へのルートというような問題でございますけれども、これらにつきましては、全体の道路行政そのものがいろいろと関連してまいりますので、私からすべてお答えできませんけれども、私の感ずるのには、やはりまだ山手橋の問題等もございますので、それらの完成とかそういうものを待ちまして、将来どのようにしていくか、それらを検討していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

◎教育長(中村瑛君) 9番加藤議員の再質問の中で、性教育に関する件につきまして私の方からお答えをさせていただきます。
ただいま御指摘をいただきましたが、性教育においては自分を守る指導、あるいは単なる知識よりも人間としての心の面に食い入る指導というふうな点を強調していく必要があるんではないかというふうな御指摘というふうに受けとめさせていただきました。性教育におきますねらいは、一つは、正しい知識を児童・生徒に身につけさせる。二つ目としては、予防する知恵、能力、行動、態度を育てる。三つ目としましては、偏見、差別を払拭する。こういったことが性教育を実施していく上においては大変基本的なことというふうにとらえております。その中でも、やはり子供たちが将来社会人として幸せな生活を送るために、この第2の自らが予防する力というか態度といいますか、この辺は御指摘のとおり大変重要なことだというふうに考えております。
なお、副読本につきましてのお尋ねがございましたが、小田原市の小・中学校におきましては、特に性教育用の副読本は使用しておりません。教科書を中心に、掛け図、VTRあるいは学校でつくりました資料、あるいは県教育委員会作成のエイズ教育資料等を用いまして指導に当たっております。
以上でございます。

◎都市部長(岡哲生君) 9番加藤議員の再質問の中で、駐車場の関係がございましたので、私の方から御答弁申し上げます。
駐車場につきましては、先般定めさせていただきました駐車場整備計画がございます。その中でも、公共と民間の適切な役割分担のもとで計画的な駐車場整備を行っていくという方針が出されております。その中でも、御指摘の、将来を考えた中で大型駐車場をということでございますけれども、その駐車場整備計画の策定の中で、将来、公共が整備すべき大型の駐車場、大規模な路外駐車場をどこに設置すべきかということで、もろもろ20ヵ所近くの候補地を調査して検討させていただきました。その中で、この12月に完成いたしました栄町駐車場の建替計画というのも位置づけられている次第でございますけれども、それ以外で、今後検討していきたいというふうに考えておりますのが、再開発を予定しております東口のお城通り地区、また大乗寺地区、そして三の丸の本町一丁目地区、こういった箇所に路外駐車場を将来的には設置していきたいというふうに位置づけております。
以上でございます。

◎理事・建設部長(天野昇君) 9番加藤議員の再質問の中で、公園の整備の一つで、地域との相談、いわゆる住民参加方式だと思いますけれども、具体的にはどういうふうにしていくのか。例えばアンケートという言葉が出ましたけれども、稲荷森の例で一つお話をさせていただきますと、集会方式でやらせていただきました。一定の場所に集まっていただきまして、まず子供会と婦人会、それから老人会まで、これは一堂に集まった説明会とか個々の勉強会も含めてでございますけれども、まず白紙の状態から入らさせていただきました。
それで、まずは整備の配置計画、これあたりは、大きな規模になりますとこんなことぐらいしか入りませんよという案は出させていただきました。そういう形で、例えばそうしたときに器具はどんなものを入れるのかということを、子供会から老人会まで尋ねております。
次には使用方法です。できたときの使用方法というのは、ちょうどゲートボール等がどうしても一定の面積で大幅にとります。そのときに、私たちが一安心した一つの例は、ゲートボールで老人が真ん中にいいところをとるので、子供たちがどうしても端に追いやられる。そうしたときに、稲荷森の例では、線を引かずに使うときだけ老人の人たちが自分たちで設定をしていただいたという、これはまれな、子供と老人が非常に仲よく遊べる公園になりました。
その次は管理面でございますけれども、例えば管理面をどうするかというと、ごみ箱を置くか置かないかとか、そういうことまで協議をさせていただきまして、今既に管理面も、特別な剪定とかそういうのは別ですけれども、一定の清掃までは、その地域の老人会が中心でやっていただいている例がございます。まず中村原につきましても、市長が答弁いたしましたことは、こういうところからやってみようという考え方でございますので、御理解をいただきたいと思います。

◆9番(加藤仁司君) 再質問の御答弁をいただいたわけでございます。ちょっと私の記憶の中では、例えば駐車場の案内に関しては、よく厚木の例を出させてもらったりしているんですけれども、あそこは本当に立派な電光表示の駐車場案内がある。これは空いているか満車かということまでわかるシステムで、利用者としては大変便利なことなんですけれども、先ほど来いろいろなお話の中では、これから整備をするものがたくさん出てくるわけですよね。ということは、電光表示板をつくるには幾らぐらいかかるかわかりませんけれども、相当な値段がかかる。これを変更するにも値段がかかるということで、先ほど言いましたように平成14年には城内臨時駐車場は閉鎖されるということで、結局その後、お城通りとか大乗寺とかそういうようなものがこれから整備されるということは、ここ約10年前後は、電光による表示板はちょっと無理なのかなという感じはするわけです。ですから、そういったものを本来早くつくってもらいたい、この気持ちは市民だけではなくて観光客もほとんどそう願うんですけれども、例えば小田原だけがそれで取り残されてしまうようなことを私はうんと懸念をしてしまうものなので、早急にそのような整備が進まれることを心から望むわけでもございます。
いろいろと質問させていただきましたけれども、行政当局、厳しい財政ではありますけれども、私の方でいろいろ提案させていただいたことに、検討しますという言葉をいろいろといただきましたので、またこれからもよろしくお願いしたいと思います。