平成10年6月議会一般質問

1998年06月01日

質問要旨(H10-06)
1 JR国府津駅周辺整備について
(1) 市道0073をはじめとする道路整備について
(2) 駅舎周辺整備について
(3) 周辺地域発展に伴う道路新設の必要性について
2(1) 学校教育の現状と問題点について

○9番【加藤仁司君】        通告に従いまして、順次質問してまいります。
小田原市の新総合計画「ビジョン21おだわら」の平成10年度から16年度までの前期基本計画のうち、平成10年度から13年度までの実施計画がいよいよ示されました。五つの大きな柱からなるまちづくりの目標達成に向けての行政の今後の取組に大いなる期待が寄せられているところでございます。そこで、懸案だった小田原駅東西自由連絡通路もその見通しが示され、広域交流拠点として小田原駅周辺の整備について、本議会でも特に先般の3月代表質問では各会派ともに触れられたほど大変関心を呼んでおります。JR東日本をはじめ、新幹線、各私鉄の乗り入れと、本市には実に18もの駅がある中、その拠点としての小田原駅周辺整備は必要性の高い事業として重要な意味合いを持つことは理解をいたしますが、将来的な事業展開から特に整備の必要性を感じるところの一つとしてJR国府津駅があります。このJR国府津駅周辺にかかわり何点か質問いたします。
初めに、国道1号前川バス停信号からJRガード下を通り国府津の菅原神社までを結ぶ幹線市道0073並びに主要地方道105号中井羽根尾線から常念寺を結ぶJR東日本の北側の認定外道路の整備について伺います。本道路整備については、現在も早朝には通勤者が国道1号押切信号付近の渋滞回避のために相当の車両が通行しているものの、狭あいな認定外道路のため相互通行はできません。上下線とも規制されているわけでもなく、すれ違いができない状況であっても暗黙の了解とでもいいますか、多少の退避所がわりの場所で譲り合いが行われているのが現状であります。近年、西湘バイパス国府津料金所の設置以来、特に親木橋周辺の渋滞が顕著であり、その影響で朝の国道1号は押切から親木橋まで断続的な渋滞がもたらされております。その解決策として、地元から道路拡幅の要望があったと伺っておりますが、私の知り得ているところは、昭和60年から昭和61年にかけて「おだわら21世紀プラン」策定に際する地元説明会の中で要望が出されたと聞き及んでおります。既にこの要望があってから10年余りの歳月が流れておりますが、この主要地方道105号中井羽根尾線から国府津の菅原神社までを結ぶ認定外道路と幹線市道0073について、今後どのような整備を考えていられるか、1点目としてお伺いいたします。
次に、国府津駅舎周辺整備について伺います。さきにも述べましたとおり、国府津駅から親木橋にかけて顕著な交通渋滞は、特に早朝、国道の上下線に影響が出ております。早朝ともなりますといずれの場所でもそうですが、通勤通学バス、通勤の車、送迎の車、バイク、自転車等、ある一定の時間に集中するものであります。国府津駅には二宮あるいは中井、橘地区からの下り線、小田原方面からの上り線をはじめ、下曽我地区からの南下線など、神奈中、箱根登山、富士急の3社の路線バスとタクシー会社、そして多くの送迎の車が入り乱れ、細長い駅前ロータリーの狭さも手伝って、朝の時間や夕方ともなると、とても近代的な駅前とは言えない状態であり、何らかの措置を講じる必要性を常に感じておりました。特に二宮方面や橘地区からの路線バスは、国府津駅前で国道1号からの右折をしなければならず、上下1車線ずつの車道では渋滞に拍車をかけていたり、下曽我方面からの路線バスは国道1号に出る岡入口の信号付近の慢性渋滞に悩まされているという声を聞きます。そのようなときに、「ビジョン21おだわら」の市民参加都市を基礎とする「ふれあい農業公園の整備」構想があり、国府津駅北側の丘陵地に、子供から大人まで楽しめるふれあい牧場を中心とした多目的な牧場整備を図ることとされております。この事業が完成の後は最寄りの国府津駅へのアクセスと乗降客の増加が見込まれること、あわせて橘地域においては小船森区画整理事業、小竹の複合開発、これから造成が始まる羽根尾工業団地、測量を開始した都市計画道路小田原中井線、そして上町のまちづくりなど、明らかに将来的に人口増が見込まれ、現状の国府津駅の姿では対応し切れない状況となることは明白であります。そこで、南口のみの国府津駅の山側、すなわち北側の整備を行い、改札口を南口と北口に配置し、南北の駅前広場及び連絡通路など国府津駅周辺の整備をする必要があると思いますが、市当局としてはどのように考えていられるかお尋ねいたします。また、前述しました橘地域の諸開発に伴い、当該地域から国府津方面や国府津駅までのアクセスが重要になってくると思われ、開発に合わせた新たな道路整備が必要となると考えますが、市長はどのように考えられているのか、御所見を伺いたく存じます。
次に、学校教育の現状と問題点について何点か伺います。
私は、平成7年6月の初めての一般質問において、いじめ問題の解決策についてをはじめ、青少年問題、性非行と性教育など、教育問題について幾度となく議論してまいりました。しかしながら、連日報道されておりますように、青少年の犯罪凶悪化がさらに進むとともに、決定的な対応策が依然図られていないのが実態であります。近所の皆さんの話や新聞の投書などでも、果たして自分の子供を安心して学校に通わせることができるのだろうかとの不安の声を耳にします。学校、家庭、地域の三位一体の体制づくりをして、非行のない明るい社会を築こうとするスローガンも、本市において自治会や関係団体の会合等でも必ずや耳にする言葉であり、本議会においてもその必要について自らも訴え、また答弁をいただいております。
では一体学校は今どのような現状なのか。「ムカつきキレる少年」や「いじめ」の背景には、学校教育における管理教育と偏差値至上主義がその元凶であり、耐えがたいストレスが果たして原因となっているからなのでありましょうか。原因はそれぞれとしても、今、親は学校に何を望んでいるのか。例えば中学生の場合、それは自分たちの子供のだれもが当たり前に登校し、当たり前に授業を受け、その成績がよいか悪いかは別として、当たり前に給食を食べ、当たり前にクラブ活動をし、当たり前に友達と遊び、当たり前に下校する。この当たり前が現在一部の者に侵されたり、いじめによる精神的な肉体的な苦痛を受け、登校拒否や自殺等に追い込まれたり、当たり前の生活ができなくなっているところもあります。今学校はその当たり前の学校生活を彼らに与えられる状況にあるのか。学校の正常化を望む声が非常に高いのであります。その学校も、もはや中学生という心身ともに発達段階において既に十数年という環境の中で育ったものであります。十数年培われ、育った環境で非行に走った者を更生させる手段はなかなか大変だと思います。本市においては、現在中学校1校にスクールカウンセラーを配備し、心の教育を行っておりますが、三つ子の魂百までと言われるように、幼児期における環境がその人の人生を決定する、まさに人格形成の初期段階が大切であるという言葉は既に先人たちによって昔から言い継がれております。
以上述べましたとおり、幼児期あるいは小学校低学年ぐらいからの教育に注目する必要があるのではないかとの思いから、以下何点か質問いたします。
まず、今や学校が変わってきている。この変化は、それこそさきにも述べたように、かつて二十数年前私にとって当たり前であったものが、当たり前でなくなっていることであります。例を挙げれば細かいことになってしまいますが、小学校における登校は集団登校ではなく自由登校、名札もつけていない、ランドセルを背負っている子供も特に高学年は少なくなった。また、学校内においては、先生は生徒を男も女もさんづけで、出席簿も男女混合、授業と授業の間のチャイムも大方が省略されている等、我々が児童・生徒のときと違ってあまりにも変わっていることに驚いております。このような変化は果たして市内小学校全体に行われているものなのか、それとも一部の学校だけが実施しているものなのか、なぜそのように変化したのか、その理由について教育委員会としてどのような見解をお持ちかお伺いしたいと存じます。
さて、既に本会議でも以前から議論されております「幼児期からの心の教育のあり方」について審議してきた中央教育審議会の小委員会が本年3月に中間報告をまとめ、それによりますと、子供に我慢を覚えさせよう、地域社会の力を生かそうなどと家庭のしつけのあり方について初めて踏み込んだ提言がされました。本市においても心の教育が叫ばれる今日において、特にこの提言を受け、市立幼稚園あるいは市立小学校の低学年における新たなる教育の取組を行うつもりか、また具体策等がありましたらお示しいただきたく存じます。
最後に、あえて問題点として指摘いたしますが、平成元年に改定された学習指導要領には、「入学式、卒業式において国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するように指導するものとする」と国旗と国歌の意義を理解させ、それらを尊重する態度を育成するよう改められました。さきの予算委員会において、その現状において質問いたしましたところ、本年の卒業式に国旗を掲揚した学校は小・中学校とも全校、国歌を斉唱したところは小学校で全校、中学校で9校が「君が代斉唱」との表現、また残る3校の中学校では式次第にはただ単に「君が代」とだけ表記されていたとのことでした。学習指導要領においては、既に平成2年1月18日の福岡県立伝習館高校訴訟の最高裁判決により、法規としての性質があることが認められた経緯があることから、本市においては3校がこの学習指導要領に沿っていないのでありますが、このような現状をどのように考えられているのか、御見解を伺いまして第1回目の質問を終わります。

○市長【小澤良明君】        9番加藤議員の御質問にお答えいたします。
初めに、JR国府津駅周辺整備に関連いたしまして、市道0073をはじめとする道路整備についてお尋ねがございました。まず、市道0073につきましては、JRとの用地処理問題等がありまして、整備が進展をいたしておりませんでしたが、現在、一部区間(旧機関区車庫北側)におきまして問題解決が図られる見通しがつきました。このことから、部分的ではありますが拡幅整備を早い時期に実施してまいりたいと考えております。なお、残りの区間につきましても、周辺住民の生活の利便性を考えた拡幅整備が必要でありますので、JRの用地処理問題を関係者と早期解決に向けて努力をしてまいりたいと思っております。また、市道0073から橘地区へ抜けますJR沿いの認定外道路でございますが、この認定外道路につきましても、JRとの用地問題がございますが、当面の処置として用地協力の得られた部分の拡幅を検討してまいりたいと思っております。しかしながら、JR東海道本線の隧道つきましては、東海道本線複々線化の際、当時の国鉄との協議において現状の道路形態で整備が完了しているものと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
次に、国府津駅周辺整備についてのお尋ねがございました。国府津駅につきましては、御承知のとおり古くからターミナル駅として地域拠点の役割を担っておりますが、狭小な駅前広場等の形態から、通勤時におけるバス・タクシーや送迎車の乗り入れにより円滑な交通の流れが保てない、こういう状況が見受けられます。そこで、駅周辺の整備につきましては、駅山側の市道0073等の整備や、駅後背地における「ふれあい農業公園の整備」構想及び橘地域に展開されております多くの開発計画の進捗状況との整合を図ることが必要と考えておりますので、今後、地域の住民の皆様方の御意向も十分踏まえまして、関係機関との調整を図りながら、調査・研究をしてまいりたいと考えております。
なお、JR国府津駅周辺地域発展に伴う道路新設の必要性についてのお尋ねがございました。御承知のとおり橘地域では現在、上町地区のまちづくりをはじめとした諸開発計画や、国府津・前川地区の「ふれあい農業公園の整備」構想がございますが、この開発に合わせた道路新設の必要性につきましては、各地域の土地利用構想や現状の交通体系との整合性を図ることが重要でありますので、今後の進捗状況を踏まえまして、道路整備について検討してまいりたいと考えております。
次の学校教育の現状と問題点につきましては、教育長からの答弁とさせていただきます。
以上をもちまして、9番加藤議員の御質問に対しましての私の方からの答弁を終了させていただきます。

○教育長【中村 瑛君】       9番加藤議員の学校教育の現状と問題点についての何点かの御質問につきましては、私の方から答弁させていただきます。
まず、市内小学校における子供たちの生活について、学校の対応が以前とは大きく変わっているが、その理由と教育委員会の見解を伺いたいとの御質問がございました。初めに、子供たちの登校の状況でございますが、ほとんどの学校が個人による登校でございまして、一部では年度初めや学期初めの一定期間に集団登校を実施しております。また、名札につきましては、3分の1ほどの学校が着用しておりません。さらに、かばんにつきましては、ほとんどの学校で自由にさせているといった現状でございます。これらの生活上の約束事につきましては、すべての学校が統一的に実施しているわけではございませんで、各学校の実情に合わせて行われておるものでございます。このような状況の背景には、社会そのものの変化に伴う大人の価値観の変容や子供への影響、生活様式の変化、さらには時代の流れに伴う人権意識の高揚といったことがあるのではないかと考えております。このようなことは、地域に開かれた学校という観点から、さまざまな方々の意見を反映したものであり、各学校の創意を生かした学校運営の結果であるというふうに認識をしております。
次に、「幼児期からの心の教育のあり方」の提言を受けて、新たな取組を行う予定はあるかとの御質問がございました。この提言は、中央教育審議会が約90項目の提案を行いまして、具体的な家庭教育のあり方にまで踏み込んだものとなっております。今日の家庭教育は、過保護や過干渉、しつけへの自信の喪失など、大変大きな課題をはらんでいると認識しております。そこで、各幼稚園、小・中学校及び各学校のPTA関係者に配布いたしました本中間報告のパンフレットを参考にしながら、学校が中心となって家庭、地域へ呼びかけていくことがまず大切であろうというふうに考えております。さらに、小田原市PTA連合会母親委員、主任児童委員、子供会、幼稚園、児童指導担当教員等の各層の代表者によります児童・生徒指導協力者会議におきまして、今後、具体的にどのようなアプローチが可能か等について協議をしてまいりたいと考えております。
次に、「君が代」の表記につきまして御質問がございました。中学校の卒業式におきまして、「君が代」の表記が式次第の上では多少の差異が見られましたが、式の中ではすべての小・中学校において「君が代」が斉唱されておりました。この「君が代」のみの表記につきましては、さまざまな考えを持っていられる保護者からの申し出が過去になされたいきさつから、「斉唱」という文言を付していないとのことでありますが、これらの学校におきましても、君が代斉唱の指導は適切に行われていたと判断をしております。いずれにいたしましても、児童・生徒への指導につきましては、今後も引き続き各学校へお願いをしてまいりたいと考えております。
以上をもちまして、9番加藤議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

○9番【加藤仁司君】        一定の答弁をいただきましたが、再質問をさせていただきます。
まず、JR国府津駅周辺整備について何点か伺います。今、市長の方から、市道0073についてはある程度拡幅の見通しがあるところについては部分的な拡幅をしていく、そして認定外道路についても考えはあるということではありますけれども、ここ自体、例えば幅員とかの内容、どのくらいを考えられているのか、そして歩道とかそのような整備も考えられているのか、もう少し詳しいことがわかれば教えていただきたいと思います。
2番目の北口の必要性については最初の質問で述べたんですけれども、ここの「ビジョン21おだわら」にあります「ふれあい農業公園の整備」構想が実施されるとなると、当然利用される方が出てくる。この利用者は大体どのくらいを想定しているのか、年間どのくらいか、もしも考えられていたら教えていただきたいと思います。
3番目は、新道の必要性についても検討したいという前向きな御答弁と私は受けておりますけれども、あえてさらに言うならば、橘地区にはもう一つ懸案事項として少年院の移転がございます。少年院側からは、主要駅から少年院の予定のところまでの時間があまりにもかかり過ぎるというようなことを言われているということでありますけれども、新道の建設がされた場合に、今の少年院の予定をしている場所は、本当に数分で国府津駅につながるのではないか。このような少年院との絡みが、今回の「ビジョン21おだわら」にある「ふれあい農業公園の整備」構想とまたつながってくるんではないかなということで、このような「ビジョン21おだわら」が示されたときに少年院側にこのような計画がありますというような話をされているのか、いなければこれからどのようにするつもりか、ここら辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
次に、教育の現状のお話でありますけれども、私は各学校において細かい部分の変わったところを申したんですけれども、ここを一つ一つ、ここはどうだこうだというような時間的なものもありません。しかしながら、教育長から、その問題について最後に、人権意識の高揚を図るためにいろいろ変わった部分があるということですけれども、人権意識の高揚は本当に大事なことなんですけれども、ひねくれて解釈すれば、私どもが学校に通っていたときにはそういう人権意識がなく、学校からこういうふうにしろと言われたものを押しつけられた形で我々は学校に通っていたのか。そういうふうにひねくれた解釈をさせてもらうわけでもございます。言うならば我々は被害者みたいな形にとってしまうんですけれども、人権意識の高揚という言葉で表現をされましたけれども、今まで私どもが受けていた教育、そして今の生徒たちがそれぞれ受けている教育、この中であえて触れられませんでしたけれども、例えば出席簿の混合とか、生徒に対して男も女もさんづけ、ここのところを指して人権にかかわるものだというふうに言われているのかどうか、もう一度教育長から説明をいただきたいと思います。
それから幼児並びに低学年においての部分については、学校が中心となって家庭や地域へ呼びかけをするということで、これは本当に大切なことでもありますし、是非やっていただきたいと思うんですけれども、やはり幼児や低学年の場合は、個人的に思うのは親の責任、これが第一だと思っております。家庭の中においても生活態度を改めてもらう。もしかしたら親に改めてもらわなければいけない。こういうことも出てくると思います。ただ、このような問題を、今現在、私も細かいことはわかりませんけれども、その担任の方がそれに対して対応する。そうするとこの担任の方は大変な御苦労をされてしまうと思います。ですからやはり園長や、小学校では教頭や校長、ここら辺の方々も常に協力をして電話や訪問とかそういうようなことを積極的にやっていただいて、担任の負担軽減を図っていただかないと、実際に担任の方の大変さというのはじかには聞いておりませんけれども、こちらが想像するには大変な御苦労があるというように思っております。例えば校長とか園長とか、ここら辺の方が、問題生徒というとおかしいですけれども、何か家庭の方に言わなければいけないようなときに積極的に動いていられるかどうか、ここら辺を2点目として伺いたいと思います。
3番目の国歌、国旗の件についてですけれども、ちょうどタイムリーと申しますか、昨日各新聞でも掲載をされましたが、文部大臣の諮問機関の教育課程審議会の答申の素案に当たる審議のまとめが公表されました。私も見させてもらいました。その中には、授業時間の削減をはじめ、授業内容選択幅の拡大が大きな目玉となっておりますけれども、国歌、国旗の指導徹底も明記されているわけでもございます。この最終報告の骨子には、各新聞で書き方がそれぞれ異なるわけですけれども、一つ挙げますと、音楽で「君が代」、特別活動でも「日の丸」「君が代」の指導徹底と記されているわけでもございます。このときに特別活動という言葉があるんですけれども、この特別活動はどのような場合を指すのか、私、新聞で見た範囲ではわかりかねますので、もしも特別活動の具体的なものがありましたら示していただきたいと思います。

○建設部長【菊川秀穂君】      1点目の市道0073及び認定外道路の具体的な整備方針についてお尋ねがございましたので、私の方から答弁させていただきます。
市道0073及び認定外道路につきましては、御承知のとおり国府津の山側をJRに沿って並行して走っている路線でございます。この路線につきましては、非常に急峻な山を背負っていること、それから市街化調整区域がほとんどであること、これらのことから考え合わせますと、現段階におきましては、通過交通をさばくのではなくて、現在の住民の方々の利便を図るために整備をしていきたい。したがいまして、実際的にいきますと、用地の協力が得られる部分から退避所等を整備しながら、通過交通につきましては、御承知のとおり、先ほど市長からも御答弁申し上げましたけれども、2本の跨道橋が非常に狭小であるということからいきまして、なかなか跨道橋を広げるという整備は難しいのではないか。したがいまして、現段階におきましては退避所等の整備で御理解いただきたい。
それから農業公園の関係でございますけれども、これらの土地利用と合わせて、通過交通等につきましては考えていかざるを得ないのかなというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○経済部長【北村 強君】      9番加藤議員の2番目の再質問の問題でございます。国府津駅の近くにふれあい農業公園という構想がありますが、その来客数と申しますか利用者数をどの程度見込んでいるかというふうな御質問でございました。この問題につきましては、昨年の12月議会におきまして18番志澤議員の一般質問に市長がお答えしたとおりでございまして、地域の農業振興及び地域の活性化を図るため、ふれあい牧場を中心とした都市住民との交流型の農業公園を整備しようという計画が、このほど「ビジョン21おだわら」の中のレインボープロジェクトの中に位置づけられたわけでございます。そういったことで御答弁を申し上げておりますが、あくまでもこれは現在計画段階でございまして、今この来客数がどうのこうのとはなかなか触れることができませんが、いずれにいたしましても、レインボープロジェクトの検討の中で大変この当該地域については立地条件がよろしいというふうなことで、9番加藤議員御承知のとおり、西に富士、南に紺碧の相模湾、尾根に登ると大変見晴らしもいいというような条件もあります。それから北側の下中地域には畜産農家が30軒ほどあるというふうなこともございまして、畜産農家の参加型の牧場にしたら非常に地域の魅力のアップにつながるのではないかということでございます。それが実現の暁には、これからいろいろ調査・検討していかなければいけないということでございますが、もしいろいろな課題がクリアできて、地域におろしていろんな御協力をいただいて、国・県との協議も整った上で計画が実現した場合には、おっしゃるとおり来客数の増加が見込める施設ではないかと期待をしております。
以上です。

○都市部長【内田欽也君】      9番加藤議員の再質問の3点目でございます。少年院側に国府津駅からのアクセス道路のことを説明しているのかどうかという御質問でございますけれども、従来、少年院とのやりとりの間では、基本的には羽根尾方面あるいは上町方面からの道路のアクセスということでいろいろ御説明してきておりまして、国府津駅からの道路につきましては、その中間段階でいろいろ構想中のものもあるということで、現時点ではまだ具体的な話としては御説明していない段階でございます。今後いろいろ調査・研究をさせていただきまして、タイミングを見てまた少年院側にも話をしていこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○教育長【中村 瑛君】       教育問題につきまして再質問を3点していただいたと思いますので、それにつきまして私の方から答弁をさせていただきます。
まず第1点目の人権意識の高揚に関しては、出席簿とか、さんづけ、そういうことを視点として考えているのかという御質問でございますが、実はそういう狭い考えではなくて、どの子供たちも懸命に生きているんだという、そういう一人ひとりの存在を大切にしていきましょうということがその根底にございます。したがいまして、例えば子供の名前をさんづけで呼ぶのがいいのか、君づけで呼ぶのがいいのか、呼び捨てがいいのかということは非常に難しい議論があろうかと思いますけれども、それぞれの担任が子供と担任との人間関係をより豊かな温かみのあるものにつくり上げていこうと、そういう考えの中でどういう呼び方がいいのかいうことは、私どもとして画一的にこうだああだという考えは持っておりません。言うならば担任、学校に一任をしているというところでございます。それで、9番加藤議員から我々も被害者なのかという御発言もございましたけれども、私はもう少し前の人間でございまして、小学校時代を振り返りますと、今とはまた一味も二味も違った、こういう表現はどうかと思いますけれども、強制された集団生活の中でいろいろ学校生活を体験した記憶がございます。そういう論点ではなくて、学校教育のねらいは学力の保障と集団生活の中で個をどう適応していくかというのが大きなねらいであろうかと思います。したがいまして、それに見合う準備がどうしても必要になってくるであろう。そういった大きな教育活動の流れの中で時代の変化とともに、学校で具体的に取り組む教科の内容も、しつけの問題もいろいろな点で変化を来しているいうことでございますので、この点について是非御理解をいただきたいというふうに思います。
2点目には、親に改めてほしいようなことをどんどん要望したらどうかというような御意見かと思いますが、今回の答申におきまして、初めて家庭教育の中身に踏み込んだ答申をしたわけでございます。これは裏返しますと、それほど家庭教育を変えていくというのは難しい問題でございます。それぞれの親がそれぞれの価値観を持って子供を育てていらっしゃるわけです。それが最近特に多様化の傾向にあるわけです。したがいまして、家庭教育の中に具体的にどう踏み込んでいくかというのは大変難しい問題でございますが、御指摘のように担任が1人でその任を負うということではなくて、常々私は、学校においてはいわゆる集団指導といいますか、担任対子供というのではなくて、学年団と子供とか、学校対生徒とかという、そういう指導をお願いしているところでございまして、その教員の中にも20代から50代後半までいろんな年齢層の者がおりまして、社会経験、それからいろんな経験に差がございます。そういった中で年配者は年配者なりのリーダーシップをとってそれぞれの子供の指導に当たるように、これからも各学校にはお願いをしていきたいと思いますけれども、今までにもそういった形での指導をお願いしているところでございます。
それから特別活動についての御質問がございましたが、学校の教育活動を領域という点で分けますと、教科、国語とか算数とか社会とかという教育活動、それから道徳、それから特別活動という大きく三つに分けることができます。その特別活動におきましては、いわゆる学級単位でいろいろな物事を相談したり、あるいはクラブ活動をやったりというようなものから、さらに全校で取り組むべき学校行事、例えば卒業式とか入学式とかそういうふうなもの、あるいはまた遠足とか、あるいは奉仕的な行事とか、そういう教科並びに道徳と直接のかかわりがなく、しかも子供たちの人間形成に大きな役割を持っている領域がございます。これを特別活動というふうに名づけて学校の教育活動の一環として取り組んでいるというところでございます。
以上でございます。

○9番【加藤仁司君】        国府津駅周辺の部分について、市道0073及び狭あいの道路については退避所という考えの部分、これは仕方がないとも言えませんけれども、ただ3番目に触れた新道が例えばでき得れば、逆にそれの方がいいのかなと思いますので、1番については今の御答弁でそれ以上質問はいたしません。
あと、「ふれあい農業公園の整備」構想についての具体的な利用者の見込みは示されなかったわけでありますけれども、ちょうどこの質問に際して、私が住んでいるところも二宮との境でありまして、吾妻山がよく見えて、よく登ることもあります。この吾妻山公園の利用についてどのくらいあるのか町の方に伺いましたところ、平成9年度の毎日の利用者の表をいただいたわけでございます。そうしますと、平成9年度は年間31万4206人の方々が利用されている。この数は小田原の天守閣入場者数に近い数字であります。これだけ多くの方が来る。ハイキングで山に登って、そこにはアスレチック、景色もいいんですけれども、ジェットコースターといいますか、子供たちが板に乗って滑る。正直言ってそのくらいしかないところで年間に30万の人が来る。また、特に駐車場の整備も何もされていない。近くの役場の駐車場も使わせてくれない。ですから、そこに来られる方は実際にはほとんどの方が歩いてこられる。この数で30万人。特に4月、5月、10月、11月、この春・秋については毎月5万人~6万人の方々が来ている。こういうような吾妻山公園の利用者数であります。これだけの方が来られているわけでもあります。そしてほとんどの方が電車の利用者じゃないかなと思います。私がちょっと見る中では、二宮駅に土・日ともなりますと背中にリュックを背負った子供連れの方が大勢おりられている。恐らく首都圏から来られているのかなと思うわけですけれども、こういうことから、例えば「ふれあい農業公園の整備」構想が完成をすれば、その部分を半分ぐらい引っ張ったとしても15万人、それだけの方が来られるわけです。そういう形で私はやられるものだと思っておりましたので、このような農業公園ができた場合、先ほどもちょっと話がありましたけれども、国府津駅周辺の商店街やいろいろな形の中で経済効果が得られるんじゃないかと思います。そのような経済効果についてどのようなお考えを持たれるのか、1点目に伺いたいと思います。
それから少年院の部分については、現時点では言ってない、先ほど都市部長が道路の話云々と言われましたけれども、道路ではなくて、あくまでも「ふれあい農業公園の整備」構想が少年院側に示されているかということであります。いずれにしても、恐らく話はされていませんので、是非お話をすべきではないかと思います。この問題については、先ほどの部分に絡みますけれども、もう一つ質問として、「ふれあい農業公園の整備」構想に位置づけられるこの牧場は、私も先に言ってしまいましたけれども、果たして利用者は何の交通手段で、そしてまた利用客はどういう人をターゲットにしているのか、ここら辺のところを示してもらいたいと思います。
国府津駅周辺についての再々質問はこの2点であります。
そして教育問題については、今、教育長からいろいろお話がありました。率直に言いますと、学校というものは、私も一人の親として見たときに、学校の先生の言うことは何でも聞け、聞くべきだと思っております。いろいろな家庭の中の変化があって多様化でどうこうという話がありましたけれども、正直申し上げて、そこら辺のところを常に考えていますと、秩序ある学校生活はできないんじゃないか。先ほど教育長は御自身の御経験の中でかなり強制された云々という話をされていましたけれども、やはり学校というのはある程度そういうところじゃないのか。それを強制と見るかどうかは個人の判断としても、一つの学校生活の秩序を保つためには、学校の先生が生徒に対してこうすべきだということを示すのが学校じゃないのか。生徒の言うことだけを常に聞いて、その生徒も義務教育の中で生徒の意見はこうだとか、例を出すまでもなく、いろいろな学校で問題が起きております。これは高校になりますけれども、埼玉の所沢のような生徒中心という形、もちろん生徒の自立性とかそういったものを出すものは何も妨げる必要はないんですけれども、やはり学校という一つの枠の中で、その傘下で生徒たちは学ぶわけでありますから、学校自体が毅然とした態度、そして教育委員会とよく連携を取り合った形の学校運営をすべきじゃないか、このように思うわけでもございます。
ちょっと時間がなくてはしょってしまうんですけれども、3番目に、国歌「君が代」そして国旗の問題についてお話をさせてもらいました。先ほど、教科、道徳以外は特別活動ということで、その言葉じりをとるわけではないんですが、奉仕的な活動も入る、そしてこれが子供たちの人格形成に大きな役割を与えるものということで、そういう見地で一つ質問させてもらいます。この秋に国体が開催されるわけでございます。国体の内容については既に説明を受けているのですが、開会式のスケジュールを見ますと、君が代独唱となっております。これは神奈川の国体自体がそのような形になっているのかと思って伺いましたところ、大変な事実がわかったわけでございます。県下8市の国体の開会式における国歌の実施方法を見ますと、すべての会場で国歌は実施されるんですけれども、演奏・斉唱は厚木市、藤沢市、横須賀市の3市、テープやCDまたはエレクトーンによる演奏での対応は伊勢原市、平塚市、鎌倉市の3市であります。この国歌の演奏については、各市がその演奏を依頼する学校へ話を持ちかけたということであるようですが、テープ演奏で対応する伊勢原市では、リハーサルのときに既に演奏を断られているという状況です。また、平塚市では、できればやりたくないと言われる。国歌を演奏・斉唱する藤沢市においては、吹奏楽隊は一般団体、公立中学校、私立高校で編成をしているんですけれども、私立高校のみが演奏する。極めて不自然な形であるわけです。これを日教組に相談をしましたところ、勘弁してくれというように言われた始末であるわけでもございます。本市においては独唱という形がとられているんですが、これがなぜ独唱という形になったのか、どこに依頼してどのような返答があったのか、ここを明らかにしていただきたいと思います。

○助役【鶴井利親君】        ふれあい農業公園の経済効果というようなものの御質問をいただきましたけれども、このふれあい農業公園につきましては、先ほども御説明いたしましたように、今、全くの計画段階でございまして、計画というよりも構想の方が適切かとも思いますけれども、そのような段階でございます。今後、県の、いろんな農地の許可の問題とか、そういうようなものをクリアして、いろいろな具体的な計画をこれからつくっていこうというふうに思っております。この公園の意図しているところは、やはり近年非常にニーズが高まっておりますところの都市住民のリフレッシュ志向にこたえるために、農林業の原点であります土と緑とのふれあいを中心にしました自然農業を体験できるような余暇滞在型の交流の場をつくっていきたいというのが目標でございます。そこで、経済効果ということでございますけれども、今のところ数値的に、私どもの方としては、どのぐらいの人が見えて、どのぐらいのものが経済波及効果としてあるというものまでまだいってございません。先ほど9番加藤議員がおっしゃられたように、隣の吾妻山を訪れる方が年間31万人というようなことをお教えいただきました。この問題は、私どももこのような事業を施行しているときに、非常に大きな激励と示唆に富んでいる数字でございまして、これから英知を集めまして経済効果を発揮していきたいと思っております。経済効果としては、近隣の農業の振興は言うまでもございませんけれども、ひいては近くの国府津商店街であるとか橘の商店とかいうものにまで影響が及んでいただければ大変ありがたいし、また私どもも地元の協力を得ながらそういうものを目指していきたいと、このように思っております。
なお、どのような人をターゲットにしているかということですが、細かくは詰めていませんけれども、先ほど申し上げましたように、都市住民との交流の場というようなものを第一に考えております。したがいまして、御近所の方も来ていただければ大変ありがたいんですが、都市住民をターゲットといいますか、そういうことを今考えております。また、来る方の交通手段はどうかということですが、私どももまだ非常に細かくやっていませんものですから、それでも一応頭の中では、全くの頭の中ですけれども、やはり車でお越しいただく方もあるだろうというようなことで、駐車場もある程度のものは用意する必要もあるでしょうし、また先ほど二宮の例をお示しいただきましたけれども、電車でお越しになるという方もあるだろうというふうに思いますが、細かくまだやっていませんので、これらも今後詰めさせていただきますので、よろしく御理解いただきたいと思います。

○助役【内藤武彦君】        順序がちょっと狂うかもしれませんけれども、最後に御質問いただきました、国体の開会式における「君が代」の本市における独唱の問題について、学校教育と分野が少し違うかなと思いますので、私の方から御答弁させていただきたいと思います。
一般論として、これは個人的な見解になろうかとも思いますけれども、私は、いろいろな人がいろいろな意見を述べられることができる社会、これはいい社会だと思っています。そういったことができる日本の社会というのは望ましい社会かなというふうに私は思っておりますけれども、こういったことを前提に、本市における国民体育大会の開会式につきましては、その式典で使用します曲目の選定につきましては、実行委員会の中に組織されております専門委員会の式典部会というところがございまして、そこでいろいろ御協議をいただいた結果として、今御質問のありましたように、小田原市においては「君が代」を独唱するという形になってございます。これは小田原らしさを演出しようという中でいろいろ御協議いただきまして、例えば行進曲に新小田原市民歌を使用するということ、そういったものも含めていろんな形の中で「君が代」の独唱という方式が決定されたわけでございます。では、なぜ「君が代」が独唱なのかということの理由としましては、一つには式典の演出効果の問題をある程度重視した。これは吹奏楽でやる部分がかなりあるわけですけれども、中に独唱が入ることによって式典の演出効果が高まるんではないか、こういう効果もあるんではないかということが一つございました。また、これが大きな理由かどうかというのはわかりませんけれども、参加いたします学校側で吹奏楽をいろいろやっていただくわけですけれども、そういった練習を重ねていただく負担軽減にもこれがつながるというようなことで、1曲でも合同演奏が少なくなる方がいいんではないかと、こういう意見もあったということです。いずれにしましても、この専門委員会の式典部会でいろいろ御協議していただいて、いろんな意見があった中でこういう結果になったということで、小田原市の場合は「君が代」を独唱するという方式をとらせていただきたいと思いますので、こういった形でやらせていただくことについて御理解をいただきたいと思います。
以上です。

○教育長【中村 瑛君】       9番加藤議員から、私は自分の子供には学校の先生の言うことは聞けというふうに日ごろから言っておりますという御発言をいただきました。そういうお考えの保護者もあろうかと思いますが、一方において、自分の主張は最後までしっかり言いなさいよと、こういう指導をされている保護者の方もおいでになる。先ほど私が答弁の中で申し上げましたように、いろいろな子育ての一つの方針というのはそれぞれの家庭で特徴があっていいものだろうというふうに私は思います。ただ、それを野放しにしておいたのでは規律のある秩序のある学校生活における教育活動ができない。御指摘のとおりだと思います。ただ一方において、現在の将来に生きる子供に対する期待像として、生きる力の育成ということが言われております。この生きる力の育成といいますのは、自分で課題を見つけて自らが学び自らが考える力を大切にして育てていきましょうと、こういう問題もあるわけでございます。したがいまして、今、学校現場で直接教育に当たっております教員が非常に苦労しているところは、そこの境界をどうつくり上げて、これは絶対聞かなければいけないものである、ここの部分は子供たちの意見を十分吸い上げながら一つの方向性を持たせて育てていきたいんだと、この辺のところの線引きは具体的になりますと大変難しい問題があろうかというふうに思います。そこいらのところが30年前と現在とでは若干の違いが出てきているということになろうかというふうに考えております。
以上でございます。

○9番【加藤仁司君】        まず1番目の部分につきましては、これをやることによって経済効果をうまく引き出す、これが大事なことですので、今、特に具体的にはないのは当然ですけれども、ふれあい農業公園をうまく利用するといいますか、それができることによって何らかの経済効果が生まれると思いますので、よく研究をしていただきたいと思います。
例えば新しい国府津駅舎、新しいといいますか北口をつくった国府津駅舎、そして新しいアクセスの道ができる、そして市道0073、ここの部分も拡幅なりができるということになりますと、先ほど第1の質問でも言いました、岡入口を通る下曽我からの富士急バスも北口にそのまま入れば渋滞の解消や案外時間的な短縮が図られるんじゃないか。そして中井方面から来る神奈中バスも北口で乗降ができれば大変便利じゃないか。それに伴って南口にはバスが少なくなる。そうしますとこのロータリーも、本当は南口自体もそれに伴ったいろいろな改修等が欲しいのですけれども、例えばしなくてもいろいろな部分ですみ分けといいますか、そういう形ができるんじゃないかと思いますので、今以上に利用しやすい駅ができるのではなかろうかと思います。特に「ビジョン21おだわら」では、基本計画の目標年次の平成22年までに人口23万人を見込んでおるわけでもございますので、交通アクセスについては、恐らく最重要課題といいますか、こんな道のところに私は住みたくないとかいうふうなことで、やはり住まわれる方も国府津駅周辺の整備によって多くなるのではないか、このようなことを考えて今回提案をさせていただいたわけでもございます。
あと、教育問題についてはるるお話がありました。私の意見も先ほど言わせてもらいましたので、重複する必要はないんですけれども、結局、例えば学校の先生の言うことを聞かない親の子が学校に来られては本当に困ることですので、主張は主張でそれでいいと。例えば、大人の社会であれば自分の考えの中で主張してそれを通すということもあろうかと思いますけれども、先ほど言いましたように、やはり学校というのは一つの枠といいますか、範囲の中での学校ですので、例えば生徒の言うことが自分は正しいと思っていても、一つの学校運営の中で秩序を保つためにはどうしても強制することが必要だということもあろうかと思いますので、それを考えていただきたいと思います。
いろいろと質問しましたけれども、教育関係について同僚の10番小林議員もこの後やられるということでありますので、そちらにお任せいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。