平成21年 11月
2018年05月08日
平成21年11月30日(月)
一般質問の要旨打合せ。この二日間は原稿作りをしたと記載したが、インターネットで資料を取り寄せたり、古いファイルを探したりと、なかなか原稿作りにまで至っていないのが現実である。膨大な資料がいくらあっても探すのが困難となる為、核心部分をペーストして一枚の資料に要約したりする作業を続けていただけであり、要旨は完全には依然として纏っていない。今週は委員会もあり、また夜の会合も続くことから果たして今週中に原稿が出来るか不安だ。
平成21年11月29日(日)
一般質問の原稿作成に没頭。
平成21年11月28日(土)
質問通告に則って、資料の収集や要旨の整理を行う。
夜は地元の自治会長OB会に出席。平成3年度の各自治会長の会で、今年が18回目となる。これだけ長きにわたって開かれているOB会も聞かないが、皆毎年楽しみにしているそうだ。再来年は20年という記念すべき年なので、来年は私どもが幹事となることにした。
平成21年11月27日(金)
質問通告の締切日である。一般質問は午前中には8人ほどの通告者があり、今回は相当多くなりそうだと聞いている。いつも質問原稿を通告日前に書きあげることもなく、通告してから作成するため、質問日は遅い方が助かる。今回は13番目の質問となったが、各議員の通告を見ると、やはり10月に開催した事業仕分け結果についての質問が集中した。自分は、教育委員会への質問に絞って行うこととした。通告内容は以下の通り。
1.本市の教育行政について
(1)教育委員会の組織について
(2)小田原市事業仕分け結果について
(3)国の新政権誕生による教育政策等に関連して
ア.全国学力・学習状況調査について
イ.教員免許更新制度について
ウ.学校理事会について
エ.心のノートについて
(4)青少年に関わる施策について
平成21年11月26日(木)
本日より12月定例会が始まった。今回は特に建設経済委員会に付託される予定の下水道値上げに関する条例の行方が気にかかる。既に下水道審議会において答申が出されての審議となることから、各議員の判断がどのように分かれるのかが注目される。
議会参加後、有志により(仮称)防衛議員連盟結成についての協議を行った。既に5年以上前から準備をしているが、なかなかまとまらずに今日に至っている。協議により、会長を仰せつかることになったが、これから様々な会合や視察を行って、防衛意識を高めようと思っている。
平成21年11月25日(水)
午前中は事務所にて質問項目の検討。午後は役所にてアポイントがあり支度していると電話や来客があり時間ぎりぎりになってしまった。おまけに厚木道路の荻窪IC出口にて一旦停止しようとしたころ、年配者の乗った乗用車が市道からこちらの方に向かってきた。慌ててハンドルを切りながらクラクションを鳴らし、手でバッテンマークをして進入禁止を知らせ、引き返して行った。助手席に誰か乗っていたようで、間違いに気づいたようだが驚いた。
高齢者がよく高速道路の逆行事件を起こす報道も聞くが、入り口、出口は何かしらの色で判別できるようにした方が良い。国策で実施すべきだ。
役所にて要を足し、事務所に戻って質問の検討作業を引き続き行った。夕方、夜に来客2件。
平成21年11月24日(火)
役所に行って用を足す。控室に居ると、事務局から各所管課が訪ねたいと申し出があり対応した。暫く役所に行かないと、情報が入りにくくなる。おかげで様々な情報を収集することが出来た。
帰りがけに、事務所への入り口に立ててあるミラーが凹んでいるために車庫から県道に出るのが見にくいと予てより苦情を家族から言われていたので、新しいミラーを仕入れた。あいにくと雨が降っていたので作業は明日の朝行うことにする。
平成21年11月23日()
祭日の為、国旗を掲揚する。今日は勤労感謝の日であるが、本日の産経新聞に掲載されている通り、本来は新嘗祭という皇室が最も大切にしている伝統行事が執り行われる日である。稲刈りを終え、その米を食することで、来年も豊作を願うと言う日本古来の行事をいつの間にか勤労感謝の日となってしまったのである。子供が小さいうちは、せいぜい肩たたき券を発行して父母の勤労に感謝したということもあったにはあったが、今は何も望めないし、おそらく何の日だかも興味ないであろう。
午前中は、出版記念式典に参加し、午後は昨日に続いて金木犀の枝切りを行った。
平成21年11月19日(木)
午前中は会派打合せ。本日までの間に、議会では代表者会、議会基本条例検討委員会、議会改革検討委員会、各常任委員会においての陳情や請願審査、そして本日開催された議会運営委員会等があり、その模様、結果、会派持ち帰りとなっている課題についての検討が行われた。
午後から用事のある議員も多く、昼過ぎまで議論が続き、会派意見の一致をみることが出来た。
食事の後、午後からは箱根で開催される第10回富士箱根伊豆交流圏市町村サミットに出かけたのだが、雨にもかかわらず道路は大渋滞である。この時期、箱根の紅葉見物で早朝から渋滞があることは承知していたが、朝、インターネットで道路状況を見た時には、渋滞箇所もなかったので安心していたが、湯本付近、宮の下付近での渋滞により所要時間は1時間であった。
本来ならば、開会の後、いくつかの事例を伺う予定だったが、対向車線も同様に渋滞していたことから次の会合に行く時間が気になり、1つの事例を聞くだけで中座せざるを得なかった。渋滞待避のため、元箱根まで下りて大観山からターンパイクで下りるコースが一番良いと思ったが、会場の小涌園付近も霧がたちこめており視界が悪く、大観山ではもっと濃い霧となっていると推察されるため、止むなく渋滞の中、自宅まで戻った。
夕方の会合には何とか遅れずに参加することが出来た。
平成21年11月18日(水)
代表者会議が開催され、代表の代りに自分が出席した。2件の会派持ち帰りの課題においては結論が出され、もう1件は会派持ち帰りとなった。その他として、昨日の議会基本条例検討委員会より議長に託したオープンスクエアへの議員参加の件については、昨日の結果を受けての本日の協議であったことから、未だ各会派において検討委員から代表者及び会派に報告している時間が取れていない会派が多く、これも各会派内で相談して次回の代表者会に臨むことで一致した。
午後は、「けやき」において人権を考える講演会に出席。本日の午前中は市営住宅抽選会、午後は人権を考える講演会と、出席者の車で駐車場は混雑していた。一般質問にて駐車場問題を何度か取り上げているが、やはり抜本的な改革をしない限り、この状態は続いて行くのである。
今回の人権を考える講演会は趣向を変えて語りと音楽による講演であり、出席者も手話や共に歌ったりしていた。講師であるカラージュは、どの自治体からも引っ張りだこのようで、これからも出席者参加型の講演は増えるような気がする。
夜は地元パトロール。予定していた方々が来られなかったので、一人で青灯を回して数十分パトロールを行った。
平成21年11月17日(火)
本日はタイトな一日であった。朝一番に議会基本条例検討委員会の正副打合せ。その後委員会ではフリートークを行い、テーマを「議会基本条例と市民参加」としたのだが、やはり内容としては議会、議員の活動、実態がなかなか住民には見えにくい、支援者との交流は行うが、それ以外の方々との交流はなかなか図れない等の意見があり、ではどうしたらよいかという中で、現在開催中の自治基本条例検討におけるオープンスクエアの場において、議会がテーマとなった時に、住民の意見を収集する目的で参加したらどうかとの意見があり、議会基本条例検討委員会として議長に申し出、議長より代表者会に諮ったうえで結論を出す方向となった。
午後は総務常任委員会が開催された。請願の取り下げ了承、陳情審査の後に所管事務調査となったが、無尽蔵プロジェクトにおいては、「各課題は既に長年にわたって行政も民間も実施してきた経緯があり、目的は地域経済の活性化とまちの活力向上である。だがその実現がなかなか難しいのであれば、同じ器を動かすのではなく、「よそ者・若者・バカ者がまちを動かす」ということも聞いたことがあり、このような手法を取り入れることは考えないのか」と質問した。それに対しては、プロジェクト推進過程で「ありうる事」との認識を持っているそうだ。いずれにしても閉塞感漂うまちの再生について、様々な切り口を持つことは必要である。
続いて事業仕分けの対象となった事務事業の見直し方針が出され、それについての質疑が行われた。事業仕分けで指摘されたものは80事業の内、不要24、民間で実施4、国・県・広域で実施5、市が実施するが改善を要する46、現行通り実施1であり、市の見直しの方向性として挙げられた80事業の内訳は、廃止3、廃止の方向で検討6、民間での実施に向けて検討2、広域的な取り組みに向けて県に要望4、改善の方向で検討62、一年間休止1、現行通り実施が2というものである。
行政からは、事業に対して職員側も事業自体の必要性の見地に欠けた面があると言ったが、素朴な質問として、何故今まで取り組んできた事業を胸を張って市側が行う事業であると言えないのか。要改善が62もあることは、指摘されて初めて行動するのは自ら惰性で仕事していましたと言っているようにしか見えないと指摘した。職員の方々には自信を持って仕事に取り組んでもらいたい。今回の指摘があったから云々でなく、今回のような事例は、今まで取り組んできた行政改革大綱である「おだわら改革宣言2002」とは何だったかと言われかねないのである。
委員会が予定以上に時間がかかったため、次の会合は夕方の開催となった。
今朝、知人のご母堂の通夜が今夕行われると連絡があったため、中座して松田の葬斎場に向かった。
平成21年11月16日(月)
議会に明日開催される総務常任員会資料をとりに行く。午前中は、先日まちづくりの新たな方策として、道路活用に焦点を置いた施策が議論され、伊豆方面からの誘客対策の一環として、ターンパイクを走ってみることにした。周知の通り、民間道路であり料金も比較的に高いのだが、大観山の眺望、道路の走りやすさからバイク乗りにも好評である。所々の待避所には相模湾が望めたり、ロケーションも抜群である。伊豆スカイラインの料金減額が小田原方面への移動を促す方向であるが、それを迎える小田原市が来訪者をどう惹きつけるかが大事である。
先日、金沢に行ったときにも書いたかもしれないが、車やバイクで小田原市内、小田原城を訪れた時に、果たして駐車場を何の苦もなく見つけることが出来るのか、駐車場に停めたとして、行楽客は何に魅せられ、希望する箇所が直ぐ見つけ出せるのか等の課題がある。
交通の要衝として栄えた小田原駅周辺及び小田原城周辺はあぐらをかいて客を待つ時代はとっくに終わっていると思う。魅力発信はメディアを屈指すればそれなりに出来るかもしれないが、その発信に呼応して来市した方々をがっかりさせてはならない。喫緊の課題である。
平成21年11月15日(日)
地域資源発掘発信事業実行委員会発行の「技人」という冊子が送られてきた。記念すべき第一号は足柄刺繍の上田菊明先生である。既に先生の素晴らしい作品の数々については述べるまでもないが、新聞や広報等で紹介されることがあっても、先生の半生をこれだけの量綴られた書物も今までになく、貴重な冊子となった。
そもそも、先生の教室に生徒として教わっていた方からその作品を見せられ、その魅力に惹かれたのが先生との出会いであった。誰が見ても芸術品としての評価が高いものの、工芸として発展してきた歴史の中で伝統工芸に位置し、芸術文化の境界がハッキリしない部門として先生も苦慮されてきた。
生徒さんは沢山いても、後継者という課題がこれからも継続していく。まだ先生の「ホンモノ」の作品をご覧になっていない方は、是非とも観賞してもらいたい。永久保存として、小田原城天守閣にも展示されているが、四季、花々、干支等数々の作品が常設として展示されることが望まれる。
平成21年11月14日(土)
朝のうちはせいぜい小雨程度であったが、10時過ぎから横殴りの雨に見舞われた。今日は地元の恒例行事である合同七五三が開催される。折角の晴れ舞台である子供達には気の毒な天候だ。
本来ならば、白髭神社で行われるのだが、雨天の場合は隣の老人いこいの家と案内に書いてある。確かにこの10数年で雨の日もあったが、駐車場も殆ど無く、おまけに草履や靴を脱いではいらなければならない場所の設定に疑義を持った。既に「こゆるぎ」という施設があって、人数的にも、土足のままで入れることから、何故雨天時には「こゆるぎ」にしなかったのか聞こうと思いながら会場に行くと、今日は神社の本殿で行うと言う。既に本殿には人が溢れていたが、対象の子供は例年に比して少なく、少子化の現実を見せられた気がした。神事を行い、無事七五三は終了。
午後からは、昨日調子が悪く置いて行ったアンプの修理を行う。その後、台所の電灯故障のため、電気店に行く。道路は雨にもかかわらず混んでおり、その渋滞はユニクロ渋滞だということが判った。相変わらずの人気店である。
平成21年11月13日(金)
朝から昨日の天皇陛下御在位20周年記念式典の模様が報道されていた。今回はEXILEが奉祝歌を披露したことで、各局とも取り上げており、また著名人も多数お祝いに駆け付け、皇居前広場には実に3万人の人で膨れ上がったとの報道に、日本人として嬉しくなった。その陰で、天皇制に反対する勢力、約200人がデモを行っていたようだが、何故か某新聞にはその記事が写真付きで掲載されており、数の話ではないが果たして記事にする必要があるか疑ってしまう。
午前中は打合せのため議会にでかけた。事務所で所用を足した後、夜には地区内パトロールを行った。
平成21年11月12日(木)
今日は天皇陛下御在位20周年記念式典が開催される。本来は国民こぞってお祝いする日として休日にすべき事にも思えるが・・・。早朝、曇りがちではあったが国旗を掲揚した。
今日は事務所でアポイントに対応。その前に突然の来客があったのだが、アポ直前の来訪者に対して、無碍に断る訳にもいかず、いつも頭を悩ましている。だが、やはりアポ優先の形をとるしかない。
午後になって雲行きも怪しくなってきたので国旗を後納。夜には団体の懇談会に出席したが、夕方はすこぶる寒く、真冬のようであった。
平成21年11月11日(水)
午前中は役所に行って、アポ及び所管に聞くことがあったので対応した。午後からは、明日開催される育成会役員会のレジュメづくり。あいにく夜の会合があるため、出られない。会長に案としてメール添付で送った。
事務所にて購入して完読していない書籍がいくつかあり、それらを読んだ。どうしても時事関係の本が多く、購入直後に読まないとタイムリーな話題に遅れてしまう。それだけ物事が急速な変化を遂げているのである。だが、その一方で、時代が移ろうとも普遍的な教えや考えにも関心がある。文科省の心のノートも小中学校、それぞれ中身を見たが、どれも人間形成の上で必要な規範意識の高揚についても取り上げられている。一部、批判的な勢力もいるが、道徳や規範の欠如が著しい今日、子供の時からの意識付けは絶対に必要だ。これだけは押しつけなければならない。
夜は懇談会に出席した。
平成21年11月10日(火)
今日は届きものや配達物が多くあり、また電話も多くかかってきた。事務所はコンビニの直ぐ近くにあり、駐車場も門を設けていないので自由に出入りが出来る状態である。以前も携帯電話をかけた若者が敷地内に入って座り込んでいた事もあり、開閉式の門を付ける事も検討したが、歩道の無い県道で、特にカーブ付近のためにダンプの往来時にはエスケープ出来る空間確保の面からもそのままにしている。
だが、物騒なこの時代には何らかの手段を講じる必要もある為、防犯カメラを設置することにした。とは言っても、10000円を下回る安価なカメラであり、どのくらい役に立つか判らないが、無いよりもましだと考えた。朝にその防犯カメラが届いたが、今日は設置場所等を考えただけで終わってしまった。近日中に稼働の予定である。
午後からは議長会主催の講演会があったが、知人からの紹介でまちづくりに関心のある方々と懇談する機会をいただき、お邪魔して様々な話を伺った。本市在住者、在勤者、全く別の住民の方と、客観的、主観的な意見が交叉し、小田原の将来についての議論は3時間以上も続きとても有意義であった。
平成21年11月9日(月)
午前中は議会基本条例検討委員会の次回テーマについて事務局と相談。また、住民からの問い合わせ2件について対応した。
午後からは、市政研究会主催による神奈川県環境科学センターを視察した。出席した議員は議会からバスで会場に着いたが、自分の家から役所に行く時間と視察会場までの所要時間が殆ど同じなので、バイクで一足先に到着した。そのため、出迎えの職員の方と数十分色々な話を伺うことが出来た。
大気や土壌、動植物の生態等、環境に関わる研究、調査をはじめとする公共施設なので、面白みは正直言って無い。案内された各部屋も調査の為の機器が並んでいるだけで、驚くことはその価格くらいか。ただ、このような機関があるからこそ住民の環境を阻害する様々な諸例を統計データにより客観的に示し、時には公権力の行使を持って対処できる事がやはり必要だと思う。
事務所に戻り、アポ1件に対応。夕食後、本日のパトロール予定者が都合の為来られないと言うので、代わりに出ようと待ち合わせ場所に向かったが、誰も来ないので連絡すると中止にしたという。仕方なく一人で約30分青灯を回してパトロールを実施した。夜は来客1件。
平成21年11月8日(日)
早朝のツーリングは朝の討論番組が面白かったので、それに見入ってしまい少々遅れて厚木、大井松田と回ってきた。事務所に戻ってからは、先週見る事の出来なかった衆議院予算委員会の模様をYoutubeで見た。稲田朋美代議士の外国人地方参政権問題に対する質問は、完全に追い詰めるまでの質問とは言えないかもしれないが、総理の答弁には根拠や意図、懸念される問題等が実に曖昧で、国民に十分な理解は到底得られることは無いと確信した。総理自身は外国人を国政にも参加させるつもりらしいが、参政権は当然外交、防衛問題にも大きな影響を伴う事は必至であり、稲田代議士の言われる通り、現憲法上での行使は憲法違反に繋がることも指摘された通りだと考えられ、それならば憲法改正手続きが必要だった場合、それを実行するつもりかどうかは連立を組む社民党が許さないだろう。しっかり党内や政府内で纏った話として提案すべきではないだろうか。
平成21年11月7日(土)
午前中は実践倫理宏正会のファミリー講演会に出席した。テーマである家族の絆を6名の講演者にそれぞれの実体験をお話してもらったが、世の中への不足を言うのではなく、自分自身がどう変われるのか、気付けるのかが大切だと言う事を大いに学ばせてもらった。
午後からは来客2件に対応。どうしても事務所に居ると客人が来られて大体一日が終わってしまう。だが、貴重な情報収集の場でもあることは確かだ。
平成21年11月6日(金)
総務委員会視察最終日。本日は花巻市における合併の経緯、その後の様子などを視察することになっている。合併議論は、正直に言って自分の中でも昨年の気持ちと今の気持ちは異なってきた。当然、合併特例法の適用が来年3月までということで、期限内での合併の可能性は完全に無くなったということが起因しているのだが、本市以上に財政面で厳しい状況が今後も続くであろう近隣市町の緊迫感が伝わってこない事も挙げられる。現在の広域行政を今後もそのまま続けていくのか、合併の方向で推進するとしても、本市の負担は今まで以上となってしまうのか、検討項目は山ほどある。だからこそ、任意合併協議会の中で各自治体の財政状況、インフラ、事業内容などを出し合っておかないと、将来像はいつまでも描けずにダラダラと負担金だけが続いて行く状況になると指摘してきた。任意合併協議会は、そのための会であり、決して合併という結論ありきの会では無いと主張し続けた意味はここにあるのである。
そんな気持ちでの視察だったので、質疑も合併云々よりも、関心は新市長が掲げ実行している小さな市役所構想に集中した。他の議員も同様で、この施策についての質疑が多かった。発想は現在本市で進めている地域コミュニティ施策と似たようなものであり、各27の地域に振興センターなるものを設け、そこに職員2名を貼り付け、総額2億円を拠出し地域の実情に合った執行を依頼するものである。しかしながら、地域のインフラ度、コーディネート人材、行政本庁と振興センターとの執行内容の線引きが不明等の問題も生じているという。理想と現実のギャップを感じながらの試行錯誤が感じられた。
午後からは、高村光太郎が疎開していた山荘や宮沢賢治記念館を見学して帰途についた。
平成21年11月5日(木)
総務委員会視察第二日目。今日は朝が早い。マイクロバスにていわき市より南相馬市に移動しなければならない。交通の便が決して良いとは言えないので、2時間ほどバスに揺られ、視察先の南相馬市に到着。本日の内容は本市でも市長の肝いりで始まった自治基本条例について、制定経緯、住民の参画状況、議会との関わり、課題等を伺った。ただ、本日は風雨被害やインフルエンザ対策に係る臨時議会が急遽開催されており、忙しい中対応してもらった。担当職員から様々な経緯について伺い、条例内容は他自治体とさほど大きな違いは見られなかった。唯一気になったのは、子供についての条文として、第8条に「子供(年齢が20歳未満の市民をいいます。)は、人格を持った一人の人間として尊重されるとともに、まちづくりに関する意見を述べる機会が保障されます。」とある。条例の基本原則を謳った同チラシには、「子供 子供もまちづくりに参加できます。このことで、まちづくりを大人の視点ばかりではないものとし、子供がまちづくりに関心をもつことを目指します。(第8条)」という標記であることから、条例文はかなりイデオロギー的匂いを感じると指摘し、この条文は行政の提案か、住民側からの提案かと質問したところ、やはり特定の団体の発議と聞き、納得した。十分な議会のチェックの必要性を感じた。
視察を終え、夕刻までに明日視察の花巻市に向かわねばならない。マイクロバス、東北新幹線、東北本線を乗り継ぎ、花巻駅に到着。二日目の視察は終わった。
平成21年11月4日(水)
総務委員会視察第一日目。体調もおかげで良くなり、本日は休みである娘に駅まで送ってもらった。家内は仕事の日であったので、ラッキーであった。東京駅まで新幹線、上野までは山手線で移動して目指すいわき市までスーパーひたちに乗車。昼食の後、本日の視察目的である、いわき芸術文化交流館「アリオス」の概要、PFI導入経緯、建設にあたっての市民意見反映、施設運営、今後の課題等について説明を受けた。施設自体を見学しながらの質疑を行った訳だが、最大1840席の大ホールは、舞台から見ると客席は4階席もあることから相当大きく見える。おまけに稼働率は83%という高率をキープしている。他の練習室やスタジオの稼働率も高く、バルコニー形式の小、中ホールは使いやすい施設と感じた。年間12億円をPFI事業者に支払い(15年間)、市直営の事業運営費は年5億7000万円と、本市ではてても俎上に挙げられる数値ではないが、やはりこのようなホールを作ることを夢見たくなる。ホール建設は本市の懸案事業の一つでもあることから関心は高いが、やはり金をかければそれなりの物が出来ると改めて思った。それにランニングコストや行政規模等を勘案し、どのような内容のホールが望ましいのか、今回は一つの参考として受け止めさせてもらった。
視察を終え、今日はいわき市に宿泊した。
平成21年11月3日()
昨日は体調が良かったのだが、今日は少々すぐれない。週末と同様な状況となり、熱っぽいのである。明日からは視察でもあり、これ以上体調が悪くなる訳にもいかない。育成会のメンバーはファミリーフェスティバルに参加しているのだが、今日は大学の建学祭に出向いて、何人かは来ているであろう大学関係議員と会う予定であったが、身体の方を心配して結局は行かないことにした。
明日からの身支度を整え、早々に就寝した。
平成21年11月2日(月)
体調も幾分良くなった。午前中は厚木で用事を済ませた。昨日、日程を組んだパトロール表に基づいて夜間パトロールに参加。異常は無かったが、これから今月は毎晩、交代でパトロールを実施する。地域の方々がこれで安心できれば良いのだが、憎き不審者を是非とも懲らしめたい。
平成21年11月1日(日)
本日は地元の防災訓練の日であるが、昨日と同様に体調不良が続いているため、欠席した。11月の初めは季節的にも寒暖の差が激しい月でもあり、以前は必ずと言ってよいほど数日間寝込む日が続いていたが、このところは寝込む事もない。本日も暖かくしてせいぜい事務所と自宅の往復程度で、極力外気に触れることなく過ごした。来週からのパトロール予定表を各メンバーの都合を図りながら作成し、各自にメールを送った。